風も収まり、穏やかな朝です。今日も快晴。
夏の名残。
9/17 に別府湾へカワハギ釣りに行ったことは311で報告しましたが、私が徳山に住んでいた10年程前には、徳山港から祝島位まで行けば3時間程度でクーラー満タンになるほどの釣果が有りました。もっと昔、広島時代には、宮島周りでメバルが嫌というほど釣れた時期がありました。家の冷蔵庫中がメバルで一杯で、毎日メバルばかり食べさせられるので、子供らがメバル以外の魚を食べさせてくれ、と贅沢な文句を言われたものでした。
今では、広島の当時私がお世話になった遊漁船は営業を止めています。二時間から三時間かけて、愛媛県側へ行く様になり、それでも釣れないとお客は減少します。
乗り合いの遊漁船は、釣果に寄ってお客が極端に変動します。相手が生き物で、潮の影響も釣果に深く関係しますが、お客は釣れなければ満足しません。
本来、魚釣りという趣味は、釣れようが釣れまいが、釣果が結論では無いと思うのですが、近頃の、釣り人は釣果にこだわります。(一生懸命研究、努力すると、それなりの釣果は有るのですが。)
それと、網での漁の影響が大きいことははっきりしています。確かに網目のサイズを規制して小さい魚(幼魚)は捕らないようにしている。と関係者は言いますが、実際、市場には、規制されている幼魚が、売りに出ています。
伊王島でも、伊勢エビの捕獲サイズは規制されていますが、実際は、網に掛かった小さいサイズも、海に戻されずに、サービスで提供されたり。自己消費されているのが現状だそうです。
アワビ、サザエもしかりです。
魚礁を入れて、周辺での網漁を規制しても、平気で網を入れる漁師が居ます。海は全て自分のものだ、と言う考えです。自分がやらなくても、誰かがやるから同じことだから、自分がやるんだ。と平気で言います。
農業では、放棄耕作地のことを大きく取り上げますが、漁業では、資源の枯渇が目の前です。
長崎県では、調査船を出して、深海底引きの調査をやって新しい漁場を開発するなどと言って、実際、行っていますが、自然界に一番大きい影響が出るのが、底引き網漁です。全てのものを、一網打尽にするのですから。
和歌山県は、遊漁が産業の一翼を担っているために、職漁船と遊漁船の漁区をはっきり分けて有ります。
職漁の人の不満は、大きいようですが、遊漁で生計を立てている人の権利もあります。
魚釣りは、楽しいものです。それで釣果があれば、家族も喜びますし。
でも、坊主が三回も続くと、結構プレッシャーが掛かります。それでも行きます。