今週は集中して仕事をしてきたせいか、2週間ぶりに島へ帰ってきた感じがします。(雨の後のせいかもしれませんが)何もかもが新鮮に見えます。
水平線にコンテナ船が見えました。定期検査のためにドックに入るのでしょう。
大学3年の夏、ここで2週間実習をしました。四十年も昔のことです。
ここからが本題です。仕事を持ち帰りました。入札のための設計価格の算出です。一寸特殊な工事もしているので、時々価格の算出を依頼されますが、入札前の資料が極端に少ないので、価格を算出するのに苦労します。
こんないい加減な設計で発注してどうなるのか。と思う仕事が多々あります。コンサルタントが現場も理解せずに、工法の詳細も確認せずに設計して、発注者もそれをそのまま発注する。今回依頼された件も、現場を見たわけではありませんが、そんなたぐいの工事みたいです。
今は、設計価格満額で落札すると、マスコミが大騒ぎするので、それにある係数を掛けて落札するルールがまかり通っています。はじめから値引きをしているのです。確かに入札は競争なのですから、仕方のないことですが、いい加減な設計で値引きを強制するのは、正当な利益を阻害しています。
落札したときからはっきり赤字という現場も多くあります。それで、手抜きを恐れて、多量の書類、写真を要求します。三千万を超える請負ですと、2名くらい書類を専門に処理する人員を必要とします。書類を作るために工事をしている様な感じです。
来年度の公共工事はさらに削減されるのは必至です。もう、建設業には明日は無いことをひしひしと感じます。あと一年もしないうちに現役を引退する身としては、後に残る若い後継者の明日を憂います。
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